ある人は、景気が悪いと言う。
いつの、どんな景気と比べて、そう言うのか、理解できない。
また、他のある人は、市況が厳しいと言う。
いつの、どんな市況と比べて、そう言うのか、よく分からない。
1990年代前半、バブルがはじけた。
あの頃と比べてみると、全然平気だと、僕は思うのだが・・・。
多数の会社が倒産し、リストラが横行していたあの頃のこと。
会社に入社して間もなく、クビを言い渡された友人たちのこと、
社員の数が、いっぺんに半分以下になってしまった現実、
残った立場での残務処理の仕事・・・。
僕たちは、社会人になって、いきなり大不況を経験した。
それ以前の、バブルの甘い汁を吸うことなく・・・。
僕たちより、年上の人たちは、簡単に言う。
「できない。」
「やっても無理。」
「結果は分かっている。」
僕は、ウンザリしている。
チャレンジしようとせず、頭からダメだと決め付けている、
その根拠が分からないのだ。
あきらめている時点で、実現は不能だ。
できないと思って、できるわけがない。
できると思ってやって、できなければしょうがない。
できると強い気持ちで臨めば、できる可能性が高くなるはず。
厳しい状況下にあると思うのであれば、みんなそうである。
自分だけがきついわけではない。
未だに、バブルのときは良かったなどと、とぼけたことを言う人たち、
とっとと、退場お願いします、である。
僕が勤務する会社の行動方針のひとつに、
「Yesから始める」というのがある。
肯定して行動を起こす、できる前提で物事を考える。
そのような姿勢で、仕事に取り組もう、ということだと解釈している。
できない、できない、と思っている人は、口に出さないでもらいたい。
マイナスになるだけである。
僕は、Yesから始めたい。
邪魔をされては困るのだ。
絶対できる、やってみせると自分に言い聞かせながら、
積極的にやりたい、その気持ちがプロジェクトを推し進めるんだ、
そう信じている。
Yesから始めましょう!