金ちゃんの本音と建て前+plus

エス・デザイン代表のブログ

おかげさまで、10周年!es-designのesとは?

2021年5月2日、エス・デザインは設立10周年を迎えた。

現在は福岡市博多区光丘町の一角に事務所を構えているが、設立当初はバーチャルオフィスからのスタートであった。

バーチャルオフィスとは、月極めレンタルオフィスよりも下の位置づけで、住所を借りるのみの賃貸形態である。

エス・デザインは福岡市中央区天神1丁目にて会社設立、商業登記簿にはそのように記されている。

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株式会社エス・デザインのロゴ

会社設立の目的は計画されたものではなく、ある企業との取引のためであったことは、今だから打ち明ける話である。

大手商社M社のグループ会社の一社であるB社は、当時、サービス付き高齢者向け住宅の九州北部エリア建築展開を企てており、設計企画スタッフを求めていた。

しかし、社内事情により社内で人材を確保することはせず、社外協力パートナーとなる設計事務所を模索していた。

知人より紹介を受けた私(金子)は、B社と面談したが、すぐに採用されることはなかった。

新規事業の立ち上げにおいて、具体的な案件が最初から用意されることなどほとんどない。

候補物件を選定し、再三再四シミュレーションを重ねた後、有望なものが出たところで役員会などの重要会議に諮られ、決裁された案件に予算が割り当てられるという流れの方が一般的ではないだろうか。

半年ほどのサービス業務期間を経て2011年3月、ようやく熊本市に具体案件がクローズアップされたのである。

B社と個人での取引が叶わないと知った私は一念発起して、直ちに最小限の資本と体制でエス・デザインを設立した。

ところがその半年後、B社はグループ再編により解散するという事態になり、当該新規事業は継承されることもなく頓挫してしまった。

そして1棟の実績も残すことができないまま、舵を失ったエス・デザインは、新たな事業を模索することになった。

 

弊社、エス・デザインのスタートは実はこのような感じ、会社を設立した後、自分ができそうな仕事に片っ端からチャレンジしていく日々が、そこから始まったのである。

 

さてes-designの「es」とは何なのか、よく聞かれるが、「es」は、英語ではなくドイツ語なのだと説明している。

僕の中にある「es」 - 金ちゃんの本音と建て前+plus

「es」は、人によって違う何か、自分の中に持っている、本人すら気づいていないかもしれない可能性のことではないかと勝手に考えていて、社名に入れてみたのだ。

「多様性」と和訳される「ダイバーシティ」の概念もそこに含んでいると、今さらながら付け足している。

 

よろこびに触れたくて明日へ、僕を走らせる「es」♫


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