友人から、そう言われて、複雑な気分になった。
僕は、5月1日、半世紀=50歳の節目を迎えた。
(友人は同級生、自分もじきに半世紀になるのに、笑)
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
織田信長が、特にこの節を好んで使ったという、
直訳すると、
人間世界の50年間は、天界の時間に比すれば、
一瞬のまぼろしに過ぎない
となるのだが、その意味は?
この言い回しを、せいぜい50歳で尽きる人生は儚(はかな)い、
と、とるのは通俗的な解釈で誤り、とのこと。
人生は、あっという間に過ぎてしまう儚いものだから、
我が思う存分、生きてやろう!
信長は、そんなノリだったんじゃないか、と。
そう考えると、信長は我を通した分、他人の自由を奪い、
身内によって暗殺される最期は、運命と片付けるよりも、
自ら導いた、必然的な結末であったのかもしれない。
爽やかで、情が全く無くもなく、それらしくないのだが。
余計な世話?(^-^)
信長に特定の軍師はおらず、戦略等、独断で全てを行った。
仮に軍師がいたら、首がいくつあっても足りなかったかも、である。
元に戻る。
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
夢幻の如き50年は過ぎたが、まるで実感が湧かない。
暗殺されない程度に、もう少しわがままに生きようか?
自分を有効活用したい、50代の幕開けである。