金ちゃんの本音と建て前+plus

エス・デザイン代表のブログ

9月9日(土)・10日(日)、紅葉ヶ丘の戸建てオープンハウスを開催しました!

広告オープンハウス表

広告オープンハウス裏

完成したばかりの木造2階建てをご案内いたします。

・玄関と階段の空間を一体化、吹抜や窓で明るく演出しました。

スキップフロア設計、中2階に納戸(約4帖)を設置しました。

・主寝室にウォークスルークローゼットなど、収納が豊富です。

・洋室の一つは勾配のある天井とし、明るい高窓を設えました。

ぜひ、現地にてご内覧ください。

現地MAP 紅葉ヶ丘

Google マップ

↑ 地図:福岡県春日市紅葉ヶ丘西3丁目16

完成間近の緊張感漂う現場

東洋建工㈱本社オフィス新築工事現場(2023/06/16)

 

福岡市の工事完了検査を3日後に控え、工事は最終工程を迎えている。

今回、設計した建物は鉄骨造2階建てのオフィスビルである。

 

工事が完了し、お客様がご入居になる直前の時期になると、何とも言えず緊張するものである。

何度経験しても、その気分はまたまた訪れるのである。

お客様が建物の出来栄えに満足してくれたら嬉しい、という期待と、建築確認の工事完了検査が何事もなく終わってほしい、とか、想定外のトラブルやクレームが出ないといいな、という不安がないまぜになってそんなような気持ちになるのだろう。

 

一方で、福岡市のメイン幹線道路のひとつである筑紫通り沿いに新たなビルの景色をつくれたことは、この上ない幸せである。

予定通り、無事、お引渡できますように。

 

東洋建工㈱本社オフィス新築工事現場(2023/06/16)

 

おかげさまで、10周年!es-designのesとは?

2021年5月2日、エス・デザインは設立10周年を迎えた。

現在は福岡市博多区光丘町の一角に事務所を構えているが、設立当初はバーチャルオフィスからのスタートであった。

バーチャルオフィスとは、月極めレンタルオフィスよりも下の位置づけで、住所を借りるのみの賃貸形態である。

エス・デザインは福岡市中央区天神1丁目にて会社設立、商業登記簿にはそのように記されている。

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株式会社エス・デザインのロゴ

会社設立の目的は計画されたものではなく、ある企業との取引のためであったことは、今だから打ち明ける話である。

大手商社M社のグループ会社の一社であるB社は、当時、サービス付き高齢者向け住宅の九州北部エリア建築展開を企てており、設計企画スタッフを求めていた。

しかし、社内事情により社内で人材を確保することはせず、社外協力パートナーとなる設計事務所を模索していた。

知人より紹介を受けた私(金子)は、B社と面談したが、すぐに採用されることはなかった。

新規事業の立ち上げにおいて、具体的な案件が最初から用意されることなどほとんどない。

候補物件を選定し、再三再四シミュレーションを重ねた後、有望なものが出たところで役員会などの重要会議に諮られ、決裁された案件に予算が割り当てられるという流れの方が一般的ではないだろうか。

半年ほどのサービス業務期間を経て2011年3月、ようやく熊本市に具体案件がクローズアップされたのである。

B社と個人での取引が叶わないと知った私は一念発起して、直ちに最小限の資本と体制でエス・デザインを設立した。

ところがその半年後、B社はグループ再編により解散するという事態になり、当該新規事業は継承されることもなく頓挫してしまった。

そして1棟の実績も残すことができないまま、舵を失ったエス・デザインは、新たな事業を模索することになった。

 

弊社、エス・デザインのスタートは実はこのような感じ、会社を設立した後、自分ができそうな仕事に片っ端からチャレンジしていく日々が、そこから始まったのである。

 

さてes-designの「es」とは何なのか、よく聞かれるが、「es」は、英語ではなくドイツ語なのだと説明している。

僕の中にある「es」 - 金ちゃんの本音と建て前+plus

「es」は、人によって違う何か、自分の中に持っている、本人すら気づいていないかもしれない可能性のことではないかと勝手に考えていて、社名に入れてみたのだ。

「多様性」と和訳される「ダイバーシティ」の概念もそこに含んでいると、今さらながら付け足している。

 

よろこびに触れたくて明日へ、僕を走らせる「es」♫


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Check!コンクリート工事の前に

博多区の某所にて、賃貸マンション新築工事が行われている。

鉄筋コンクリート造地上13階建、現在、5階の床まで躯体の工事が

進んでいるところである。

弊社の役割は建築設計と工事監理、基本構想から建物の完成まで、

責任とやりがいのある大きなプロジェクトだ。

期間は約2年間、2022年2月に完了する予定である。

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完成予想図

本日、4階躯体と5階床のコンクリート打設工事が行われた。

施工会社の努力のおかげで、工事は順調に進んでいる。

 

写真は、昨日の鉄筋工事の配筋検査の模様である。

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5階の躯体、床の全景

鉄筋工事の配筋検査では、建物を支える柱、梁、床の内部に隠れる

鉄筋の確認を行う。

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5階柱の配筋検査の様子

鉄筋は、最終的にコンクリートと一体となり躯体となるわけだが、

人間に例えると筋肉のような役割も担っている。

鉄筋は、引っ張られる力に対して強いのである。

一方で、コンクリートは、圧し締められる力に対して強力なので、

鉄筋とコンクリートを組み合わせた鉄筋コンクリートは、両方の

強みを掛け合わせた、大発明の構造体なのだ。

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4階梁の配筋検査の様子

配筋検査では、構造計算で安全率を検証の上、構造設計を行った

鉄筋の種類や本数、隣り合う鉄筋との間の寸法、コンクリート

型枠に囲まれた柱や梁の寸法などを全て確認する。

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5階床の配筋検査の様子

建設中の賃貸マンションでは、ボイドスラブ工法を採用していて、

写真のように、発砲スチロール製の大きな弁当箱のような建材を

床の中に敷き込んでいる。

住戸内の床を、全て段差のないフラットな構造に仕上げるために

躯体床では必要な段差を設定するので、寸法間違いのないよう、

鉄筋の配列が計画通り収まっていることを確認する。

 

このように、各階、躯体工事ごとにチェックを行っていく。

 

今日は天候もよく、無事コンクリート打設工事が行われたようだ。

どろどろとした液状のコンクリートが、型枠の中に流し込まれて、

次第に鉄筋を飲み込んでいき、床を満たせば工事完了である。

4週間ほど経過すれば、強度の高いコンクリートに凝結する。

 

続いて約20日後には、次の階の工事が予定されている。

繰り返し行っていけば、11月に最上階までの躯体工事が完了して、

建物全体のボリュームが整うことになっている。

 

というわけで、今回はコンクリート工事前の配筋検査のご紹介。

初めての方に内容がお伝え出来たかどうかあまり自信はないが、

こんな感じ、ということで!

 

 

本文とは全く関係ないのだが、若い才能をひとつ「きらり」☆


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儚いから美しい、桜

事務所の近くに桜並木がある。

今年は例年よりも早く、美しい景色を見せてくれた。

一昨年の春までは、大勢の花見客でにぎわった桜並木、

去年からの外出制限は今年も続き、人はまばらである。

 

仕事の合間に、休憩を兼ねて桜並木を散歩することは、

この場所に事務所を構えた特権なのである。

 

そんな桜並木も満開ピークを過ぎて、ハラハラと散り、

次の景色へ姿を変えようとしている。

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ついこの間、咲いたばかりの花が、たちまち散る。

桜は、儚い花である。

ぼんやりしていると、うっかり見逃してしまう?

1週間くらいでその時は終わってしまうのだから。

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夜桜も美しい。

昼と夜では違う表情を見せてくれるのである。

 

儚いから美しい桜の花。

 

しかし、来年もまた咲くし、再来年も咲く。

毎年、咲く。

強い強い花なのである。

 

春の楽しみがひとつ終わってしまうのは寂しいが、

次の一年もがんばろうと思う次第である。


河口恭吾 - 桜

 

リサーチクエスチョン

この春、QBSを卒業する。(卒業できるはず?)

QBSとは、九州大学ビジネス・スクールのこと。

正式には、九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻、

修了すれば、MBA経営学修士)の学位を取得する。

 

九州大学ビジネス・スクール |

 

MBA、日本ではその価値が、イマイチ認められていないが、

アメリカでは100年以上の歴史があり、以下のような

メリットがあると言われている。

 

1.キャリアパス

MBAホルダーの需要は増加傾向にあり、転職や昇進に有利。

アントレプレナーシップ起業家精神)育成講座、

ビジネス構造、事業構想を学ぶ授業を受講することによって

起業を考えている人にも有意。

 

2.プロフェッショナル・ネットワーク

様々な業界・職種からプロフェッショナルが集まり、

MBA取得という共通目標へ向かって切磋琢磨するため、

質の高いネットワークを構築することができる。

強い目標意識と学ぶ意欲を持った人たちと議論する中で

得られる深い関係は、将来の大きな財産となる。

 

3.経営力と人間力の醸成

事業戦略やマーケティングなど実践的な経営学を学び、

1ランク上の経営スキルを身に着けることができる。

さらに、企業倫理など、人としての「徳」や「人間力」を

磨く場でもある。

 

実際、本当にそれを達成することができるのか、できたのか、

自分が2年間を過ごしてみて、その実感があるかと言えば

そこまではないが、そこそこはあるかも、と思う。

 

何しろ、集まっている連中は少々イカレてるヤツばかり、

自分も含めて(笑)

一体何を求めて、望んで、ここにいるの?みたいな。

利害関係のない友情を育むことができたのである。

老いも若きも、学びの場では平等、同級生の関係なのだ。

 

英語へのコンプレックスが緩和されたのも大きい。

解消されたとは、言えないが・・f^^;)

英語のみの授業があり、発表やレポートで鍛えられ、

外国人とのコミュニケーションの機会も得られた。

 

平日の夜と土曜日、本業をこなしながらの通学は、

経験してみると、それはもう大変な生活になった。

正直、犠牲にすることも少なからずあった。

共に学んだ同級生の中にも、様々な変化があったし。

 

しかし、こんな経験、普通じゃできない。

失うものより、得るものが圧倒的に多い。

そんな2年間だった、としみじみ思う次第である。

 

今月末、修了(卒業)式を迎える予定である。

みんなよく頑張った、自分をほめてあげよう!

 

この経験を活かせるかどうかは、自分次第。

人生、リサーチクエスチョンの連続なのだから。

もちろん、活かすつもりの今年の春である(^^)/

 

春待つ息吹のように。


Bank Band 「はるまついぶき」 from ap bank fes '11 Fund for Japan

原点に返る、初心に帰る、es 6周年!

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5月2日、弊社、株式会社エス・デザインは、設立6周年を迎えます。

光陰矢の如し、あっという間の6年間が過ぎました。

 

さて、弊社の特徴は、建築&不動産のワンストップ・サービスです。

一級建築士事務所、宅地建物取引業、建設業の免許をフルに活用し、

多様な要望に応えるべく、お客様に寄り添いながら業務を進めて行く

スタンスで、一貫して取り組むスタイルであります。

 

そして、これからも姿勢を変えず、業務に邁進していく所存です。

 

ただし、とりわけ意識して頑張りたいことがあります。

それは、原点に返ること、初心に帰ること。

原点、自分はやはり、ゼロを1にする仕事が大好きです。

何もないところにカタチを作っていきたいのです。

 

つまり、建築企画・設計に特に注力していきたい考えです。

もちろん、他の業務のクオリティーを保ち、高めながらです。

 

オールラウンドプレーヤー(あらゆるポジションをこなす選手)は、

重宝されることが多々ありますが、スペシャリストとしての功績を

残すことは極めて難しいことであり、永遠の課題と言われています。

 

例えば、プロ野球大谷翔平選手は二刀流としての活躍を希望し、

持てる力を発揮すること、そのたぐいまれなる身体能力で、投手、

打者、両方での好成績を期待されています。

それぞれの活躍がお互いのプレーのパフォーマンスを制限する?

そんなジレンマの中で、本当に素晴らしい活躍を見せてくれる

大谷選手は大変立派な人物だと思います。

しかし、個人タイトルを獲得することは容易ではありません。

それは他に、優秀なスペシャリストの存在があるからです。

 

批評を恐れずに言えば、僕も建築デザイナーとして一流でありたい、

そこを軸に、他の業務もボトムアップしていく考えです。

 

とんでもない人物を引き合いに出してしまいましたが、結果を

求められた場合、スペシャリストとしての業績は必須です。

これは個人プレーの奨励を意味するのではなく、その逆です。

高いレベルでの仕事によって、全体のレベルがアップします。

今年、大谷選手を故障で欠いたチームが最下位で低迷していますが、

これは相手から見た、戦う前のチームの印象にも起因します。

 

7年目は、そんなところも意識しながらやっていきたいと思います。

 

いつも大変お世話になっている関係者の皆様、一層精進しますので、

今後とも、どうぞよろしくお願いします。

 

最後に久しぶりですが、非公式社歌「es」を。


Mr.Children [es]〜Theme of es〜