年末の社内研修旅行は、壱岐(長崎県)への旅だった。
研修と言っても、スタッフ全員で行動を共にするという制約だけの
1泊旅行である。
壱岐の冬は極めてシンプル。
海の幸を楽しみに、博多港から船(ジェットフォイル:ヴィーナス)で渡った。
ウニなどの海産物を物色、買い物しながら、出迎え車で宿へ向かった。
海里村上では、従業員の手厚いおもてなしを受けた。
宿の中へ一歩踏み入れたところで、すでに殿様気分に・・・。
エントランスホールから望む、壱岐の海景色は、まさに一望。
しかも、この景色は、各部屋からも同様に望むことができる。
全室、海向き、なのである。
夕食前に温泉に浸かり、1年分の疲れを癒した。
温泉上がりは、隣接のリラクゼーションルームで一休み。
夕食の時間は、ゴージャスタイム。
次から次に運ばれてくる、海の幸の創作料理に舌鼓を打ち、
壱岐牛のステーキで満腹になるまで、ゆっくりと愉しんだ。
海里村上では、実は翌朝の朝食が圧巻。
日本一の朝食を、海を眺めながら、いただくというイベントがある。
しかも、料理は、シェフたちが目の前で包丁捌きを披露するという
パフォーマンス付きで、とてもサプライズなのである。
しっかりしたサービスにも感心させられた。
例えば、温泉上がりのリラクゼーションルームでうたた寝をしていると、
人知れず、毛布をかけてもらっていた・・・。
気が付かないほど、静かで思いやりあふれる心遣いだと思う。
ここぞ龍宮城、と言うのは例え違いかもしれないが、そんなような宿だった。
何もしない贅沢・・・、百聞は一見に如かず。
興味のある方は、訪ねてみてはいかが。