君の住む 美し都♪ by Begin
久しぶりに、東京へ行ってきた。
毎年恒例の、M社のプレゼンテーション、今年の会場は、
東京、名古屋、大阪のどれかを選択することができたが、
あえて、東京に決めた。
遅ればせながら、東京ミッドタウンに行ってみたかったのと、
都心高級マンション、広尾ガーデンフォレストのギャラリーを
見に行きたかったのだ。
東京ミッドタウンは、六本木にあり、六本木ヒルズと双極にある
超高層タワーの集合体だ。
広大な庭園には緑も豊かで、ビルの中庭にも竹林があったり、
ガラスの上に水を流して演出していたりと、巨大な建築物の配置計画を
上手に都会的にプランニングしていて、新しい街並みを形成していた。
僕の地元、福岡では、この規模の開発は皆無であり、メトロポリス東京の
エネルギーをビシバシと体感させられた。
一方で、僕らの専門分野である集合住宅、今回ぜひ参考に見学したかったのが
三井不動産レジデンシャルと三菱地所という、日本が誇る2大デベロッパーの
最強共同事業である。
ギャラリーは、青山霊園のそばにあり、その建物自体、相当なお金をかけて
作られていて、おなか一杯になる展示場であった。
1/750スケールで広域をカバーして、建物の立地を表現するために作られた模型室、
その次にシアタールームがあり、イメージビデオの説明を受ける。
そして、圧巻なのが、3つのモデルルーム。
120?の1LDKなど、億ションと呼ぶに豪華な、コーディネイトが施されていた。
このようなマンションも、福岡では類似する立地が無く、日本では東京にしか
存在し得ないセレブな住宅であった。
50年間の定期借地権を採用していて、分譲より安いはずなのだが、しっかり
1億6千万円台〜2億7千万円台という、高額物件だ。
それらが売れてしまう東京という街は、得体の知れぬマーケットを持っているのか。
いったいどんな人たちが、これを大金で手に入れて、棲んでしまうのだろうか。
ただ単に、住むだけでも維持・管理費等がかかり、大変そうに思ってしまうのが
我々、一般ピーポーのせせこましさか、哀しくなってしまうのである。
東京に行くのは、とても楽しい。
でも、住みたい街ではない。
イイとこ取りして、僕は、福岡に住みたい。
とても意義ある、東京出張であった。