バレーボールのワールドカップが盛り上がっている。
(というか、フジテレビが強引に盛り上げている?)
その最中、イメージキャラクターのバボちゃんの存在は、
今では当たり前のように、ワールドカップを盛り上げるシンボルであり、
4年に一度のお祭りムードを演出している。
ワールドカップでは、いつの頃からか、ジャニーズ事務所の若手が起用され
(元祖はV6だったか?)、今回は、平成(Hey Say)ジャンプという少年グループが、
神聖なるコートの上を歌い踊り、最初の15分間は、彼らのショータイムという
パターンが定着化している。
サーカスのような彼らのパフォーマンスは、素直にスゴいとも思う・・・、若いし。
毎試合、ド素人級のコメントで、彼らは応援団の役割をこなしているのだが、
真の応援キャラクターは彼らではなく、間違いなくバボちゃんなのである。
初登場は、日本開催が定例化されることとなった、1977年のW杯であった。
バボちゃんは30年の時を経て、マイナーチェンジを繰り返しながら、
その役割を果たしていて、世界のバレーボールファンに受け入れられている。
ところで、そのバボちゃんは、学生時代の思い出の一つでもある。
毎年行われる、大学祭で、九大バレー部が設営するお好み焼き屋の名は、
僕らの時代から「お好み焼き屋バボちゃん」であり、伝統は受け継がれ、
その後20年たった今も、同じ名前で出店されている。
まさに、九大バレー部の歴史にも欠かせないバボちゃんなのである。
今月23日〜25日の大学祭でも出店される予定だ。
ところで、肝心の全日本女子の大会は、佳境を迎えている。
今日、ケニアに3-0のストレートで勝利し、北京オリンピックへのチケットを
手に入れるための圏内に、全日本女子は首の皮一枚で踏みとどまっている。
14日(水)からの3連戦(キューバ・アメリカ・ブラジル)で大詰めを迎える。
僕の予想では、キューバにはフルセットで勝てるのではないかという、
根拠無き確信があり、この試合次第で運命は決まると思っている。
キューバに勝てば、ひょっとするとアメリカにも勝てるかもしれない。
ブラジルとの最終戦は、残念ながら勝つ要素は少なく、一歩及ばず
実力負けしたとしても、結果的に全日本は、8勝3敗で3位〜5位争いに
滑り込めるんじゃないかと・・・。
他のチームが負けることに期待すれば、得失セット、得失点差により、
最後の一枚のチケット(3位入賞)を得ることが出来るんじゃないだろうか?
1位、2位は、イタリアとブラジルの争いになると思う。
そして3位を、アメリカ、セルビア、日本で争うカタチになれば、
直接対決の結果如何によるが、銅メダルの可能性が、全日本女子にも
残されていると思っている。
最終、名古屋ラウンドのキューバ、アメリカ、ブラジルとの3連戦、
全日本女子は、エースの栗原メグの頑張り、シン(高橋)の多彩な速いスパイク、
木村サオリンのセンスの良い攻撃、セッター竹下の正確かつスピードのある
コンビバレーに期待がかかる。
ロシア、中国が不参加であることを考慮すれば、上がりの3連戦、
キューバ戦に勝って波に乗れば、今のメンバーのチームワークが冴えれば、
イケるんじゃないかなあと、楽観的に考えているのである。
バレーの「バ」とボールの「ボ」で、バボちゃん。
シンプルすぎるネーミングだが、お馴染みになったバボちゃん。
ぜひ、全日本女子チームに微笑んでほしい、と願っている。
「北京へジャンプ、ガンバレニッポン!」