約束したことをいつも守らない。
そんな印象を与えていないか。
どんなに話し上手でも、知識、才能に優れていても、
約束一つ守れないようでは、真の信頼は得られない。
人として大事なことはいろいろあるが、
まず最低限必要なのが、この約束を守ること。
お互い、いったん約束したことは
断じて違えない良識を高めたい。
(松下幸之助 日々のことば「志(こころざし)」より)
約束を守ること。
小さなことがらでも、数を重ねるごとに
大きな信頼につながっていきます。
約束を守らなければ・・・。
たった一度きりでも、大きく信頼を損ないます。
姉H建築設計事務所の強度偽装事件。
建設業界を、大きく揺るがせています。
誰のために建築設計をするのか?
事業主?建築主?元請業者?ゼネコン?
どれも違います。
最終的に、建物を利用、使用するのは、
一般市民、エンドユーザーです。
設計者は、そこのところを認識すべきです。
日本には、建築基準法という法律、約束があります。
建設関係者は、この約束を守らなければいけません。
最低限の約束です。
構造計算に係る数値を操作するなど、
あってはならないこと、許されないことです。
どんな理由があっても、です。
見苦しいのは、姉Hだけではありません。
設計を発注した事業主、ゼネコンも
責任を免れないのに、みんな保身の一途です。
同じ業界に携わるものとして、恥ずかしい限りです。
国は、国民は、断じて彼らを許してはいけません。
約束厳守は人の道。
正直に、生きていきたいものです。