このブログは個人のものなので、何を書いてもいい、
とは、思っていない、同時に会社のものだから。
しかし、あえて取り上げたい。
「集団的自衛権の行使容認」を政府が勝手に決めたこと。
最も向かってはいけない方向に舵を切ったこと、である。
第二次世界大戦後、ほぼ70年が経とうとしている。
そして、日本人は、それを忘れそうになっている。
僕が小学生のころ、広島に原爆が投下された8月6日は、
夏休みの登校日であり、平和授業が行われていた。
今では、広島の平和式典が報道されるのみである。
先生が熱心に唱え、大切なものであることを教わった。
当時、一生徒であった僕は、戦争で失ったものが甚大で
あったこと、身内や大切な人を亡くした戦争の悲惨さ、
残酷さ、二度とやってはいけないものだと、心に刻んだ。
それが、いとも簡単に、国民の信を問うことなく、
政党与党のみで、数にものを言わせて決めてしまう?
など、あっていいはずがないことである。
それはつまり、戦後の日本を自ら否定することだと、
戦争に一切関わらないという信念を曲げることだと、
再び国民を戦争の脅威にさらすことを許すことだと、
強く思うからである。
国際的な立場上、集団的自衛権を行使して、戦争に
加担する、あるいは、そのようにみせる。
自衛隊を派遣して、戦争に参加できることを宣伝する。
一体、それに何の意味があるのだろうか?
ちょっと極端な意見になってしまったので自重する。
僕は、反対である。
憲法を改正する手続きが面倒で、解釈を変更するという
猪口才なやり方は、卑怯だと思うのである。
やるなら堂々と、国民投票を行うべきであった。
何か、釈然としない、これが日本という国なのか?
サッカーW杯の開催中に、重大な決定がなされた。
日本が勝ち残っていたら、煙にまかれるところだ。
それは、偶然重なったこと、だろうけど。
必要のない議論を、政治家だけで勝手に、である。
この国は、どこに向かおうとしているのか?
若い人たちに事実を、真実を、本当のこと伝えて、
一緒に考えていかなければ、危ない。
僕が、危ないと思うこと、でした。