金ちゃんの本音と建て前+plus

エス・デザイン代表のブログ

能古島の片想い

つきせぬ波のざわめく声に 今夜は眠れそうにない♪

浜辺に降りて裸足になれば とどかぬ波のもどかしさ♪

僕の声がキミにとどいたら ステキなのに♪

 

 フォークソングの大御所、井上陽水の楽曲のひとつ、

能古島の片想い」の歌い出し部分である。

 

能古島」は、博多湾の「のこのしま」である。

 

それでいて、歌の歌詞のどこにも、「能古島」は現れない。

故意に、そのように作詞したのだろうか、実に面白い。

 

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写真は、福岡市西区の愛宕(あたご)神社から見下ろした、博多湾の眺望である。

 

一番左の部分に見える島こそ、本物の能古島だ。

 

若い日の陽水が「能古島の片想い」を創作した、1970年代には、

埋立地に建った、タワーマンションも戸建住宅群も無かっただろう。

小さなフェリーで十数分、博多湾にポツンと浮かぶ、能古島

なんとなく、「片想い」が似合いそうな感じもする。

 

愛宕神社にお参りしたのは、他でもない。

仕事で近くに来ていたので、久しぶりに立ち寄ったのである。

神戸から遥々出張で来られていた先輩も「行ってみよう」と、

プチ観光気分で。

 

僕、個人的には、新年が明けて、二社お参りしていたので、

この愛宕神社で、三社参りになる、みたいな縁起担ぎ?

そんなノリで、二人で愛宕山に登ったのである。

 

登った?はい、クルマで(笑)

 

冬の寒空の中、愛宕山の頂上にある愛宕神社は、思いのほか

先輩に喜んでいただいた。

なにより、その古くからの歴史、ことさら立地が素晴らしい。

案内した僕も、まんざらでもない感じになり「そうでしょ!」、

僕が偉いわけではない、愛宕神社が超立派なのである。

 

そして、お社の後方に広がる博多湾の眺望が、スゴイ。

 

歴史の変遷に思いを馳せながら、さえぎる物なくパノラマ状に

見渡すことのできるスポットは、ここしかない、のである。

 

そんな眺望の中で、いにしえの景色として残っているのは、

少し遠くにかすむ志賀島と、その左手前に見える能古島

 

志賀島(しかのしま)は、陸繋島(りくけいとう)、

中学時代くらいに習った覚えが?

砂州により、本土(海の中道)とつながった陸続きの島である。

 

能古島は、博多湾の中に浮かぶ、独立した島。

その、一人ぼっちな雰囲気が、やはり「片想い」に似合うのである。

 

さて、新年が明けて、1月が早くも下旬に差しかかろうとしている。

三社参りも済んだことだし、本業に励まなければ、である。

 

今年は、結果を出す一年にしたい、肝に銘じて、がんばります!

 

 

P.S.「能古島の片想い」をオマケに添付したかったのですが、

   残念ながら、陽水の適当な本人動画が見つからず。

  「帰れない二人」with忌野清志郎 行っときましょう(^-^)/

井上陽水 帰れない二人 - YouTube