先日、TSUTAYAで立ち読みをしていたら、この本を発見。
「2時間でおさらいできる 日本史 近・現代史篇」
- 作者: 石黒拡親
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2013/01/12
- メディア: 文庫
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この手の本を、時間以内で読んだためしがないのだが(笑)
著者は、予備校の先生である。
なので、内容はとても分かりやすく、個人的見解も含まれる。
振り返ると、中学・高校時代に習った日本史で学んだことって、
歴史的出来事とか、その年代・年号、関係人物、それらの暗記?
時代背景や、人々の暮らし、政治の是非、外国との関係の変遷、
つまり、日本の歴史の意味について、詳しく教えてもらえなかった。
さらに言えば、とりわけ、明治維新以降の近・現代史について、
太平洋戦争(第2次世界大戦)前後、国際的な日本の立場など、
習った記憶が無いのである。
受験の準備や、学年末のせいで、時間切れだったのかもしれないが。
結局、社会に出て、まったく役に立っていないことに気づく。
そんな想いが、TSUTAYAで、込み上げてきた。
僕は、話題の村上春樹の「多崎つくる・・・」などには目もくれず、
その本を衝動買いした。
で、完読した。
「実に面白い!」(ガリレオの湯川教授[福山雅治]のように)
2時間では読めなかったが、160年間の歴史を2時間で、は失礼だ。
開国→明治維新→自由民権運動→日清・日露戦争→第1次世界大戦
→金融恐慌→中国侵略→太平洋戦争→敗戦・占領下・戦後→現代
てんこもり、である。
最後のページには、東日本大震災や尖閣列島問題が書かれている。
2013年1月15日第1冊発行、なので、ギリギリまで押さえているあたり、
さすが、予備校の先生である。
僕の感想としては、160年の短い間に、よくもまあ多くのドラマが起こり、
トラブルを乗り越え、乗り越えられなくとも前へ進み、また道をあらため、
明治→大正→昭和→平成、と日本は歩んできたものだなあ、と感心した。
「日本を今一度せんたくいたし申候(もうしそうろう)」
これは、坂本竜馬が姉の乙女に送った手紙の一節である。
現代の日本もまた、グローバル化(国際化)や変革の課題を抱えている。
しかし、せんたくする(洗濯=選択)必要は一回では足りないだろう。
汚れたら、何回もせんたくしなければいけないし、着替えがないから、
また、せんたくしなければ、キレイにならない。
御託を並べるつもりはないが、せんたくする気持ちが大切である。
で、次に読むのは、当然、これか?
2時間でおさらいできる世界史 <近・現代史篇> (だいわ文庫)
- 作者: 祝田秀全
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2013/02/09
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こちらの著者は、代々木ゼミナールの先生だ。
コロンブスの大航海時代から始まるこちらの文庫本。
パラパラ見ると、芸風が違って面白そうである。
とても、2時間では、読めそうにない(笑)