金ちゃんの本音と建て前+plus

エス・デザイン代表のブログ

見逃しはアカンで!

 
今年の我らがホークス、打てない、守れない、勝てない・・・。
 
昨年のピッチャー3本柱、和田・杉内・ホールトンの計43勝の穴をどう埋め合わせするか?
 
他のピッチャーで、勝ち星を賄うことができるのかが最大の課題のはずであった。
 
ところが蓋を開けてみると別の問題が山積みで、現時点の成績は目も当てられない。
 
むしろ、計算が立っていないのは、投手陣ではなく打撃陣である。
 
残塁がメチャメチャ多い、多すぎる、得点圏でもう1本が出ない、勝負弱い。
 
個別に選手の批判をするつもりはないが、ツーストライクの後の、見逃しはアカンで!
 
際どいコースに来た球は、必ずバットを振ってほしい。
 
空振りの三振は許せる、しかし、見逃しの三振は絶対やってはいけない。
 
ホームベースの前でワンバウンドするようなクソボールに、空振り三振する方がマシだ。
 
メジャーに行く前のイチローなんて、ワンバウンドの球をヒットにしたこともあるし。
 
ま、そこまでのレベルを、一般人のファンである僕が要求するのはおこがましいことだが。
 
バットを振らなければ、バッティングはできないのである。
 
フォアボールを選ぶ気持ちがわずかでもあれば、それはプロではないと思うのだ。
 
 
 
我々の仕事に対する姿勢にも、見逃しはアカンで!の精神は通じるものがあると思う。
 
おいしいビジネスチャンスなど、ゴロゴロ転がっているわけがない。
 
絶好球は、二流の選手でもヒットできるように、自分がこなせる仕事のほとんどは、
他の誰かがやっても、それほど質が変わるものではないのだ。
 
 
僕は、仕事ができる人は、ストライクゾーンでない球にも対応できる人だと思う。
 
たとえば、ボール球に手を出しても、なんとかミートすることができる。
 
あと1球で三振という状況に追い込まれても、最悪でもバットに当ててファールにする。
 
ビジネスにおいて、自分の前に現れる仕事を選択したり躊躇したりしてはイカンのだ!
  
自分の好きな仕事をしたい、会社や上司から命じられた仕事はやりたくない、
などと思っている人は、懐に入った絶好球しかヒットにすることはできない。
 
どんな球が来ても対応できる人こそ、プロフェッショナルなのである。
 
 
さて、ホークスの昨日の試合、相手はDeNAベイスターズ、9回表ツーアウト2塁、2対2、
バッターは明石、勝ち越しのチャンスの場面、カウント2&2からの5球目。
ピッチャーが投じた球は、明石の内角低目を狙ったフォークボール、少し抜けて
落ちきれずベルト付近に入ってきた、行けー、明石、打てー!!!
 
明石は〜・・・、見逃しの三振↓↓↓
 
バットは振らなければボールに当たらない、見逃しはアカンで!
 
結局引き分けて、ホークスの4連敗は、そのままである。
 
今年のホークスを象徴するような、明石の見逃し三振であった。
 
 
さあ、明石の打席を反面教師として、今日も仕事に励もうか。
 
気の進まない仕事の予定があるが、フルスイングするつもりなのである。
 
 
見逃しはアカンで!