私は工事中はともかく現場の意見に耳を傾けます。
「どんなことでも言ってくれ」と。
もちろん、そのすべてを聞き入れるわけではありません。
でも、常に問題意識を共有していれば、
互いに納得しながら前に進むことができる。
この「共につくっている」関係が大事なんです。
もしそこで彼らが失敗したとしても、
全身全霊打ち込んだものであれば、仕方ない。
建築には、不可抗力によるトラブルが付き物ですから。
そこで、真剣にやっていなかったというのなら腹も立ちますが。
持てる力の全てを注いで闘った上での失敗は、
責める必要がないんです。
NHK Eテレ「仕事学のすすめ」3月放送
自ら仕事を創造せよ 建築家 安藤忠雄 テキストより
自ら仕事を創造せよ 2012年3月 (NHK仕事学のすすめ)
- 作者: 安藤忠雄,勝間和代
- 出版社/メーカー: NHK出版
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最近、つまらない民放番組をよそに、Eテレを楽しんでいる。
今月の水曜日の22時からは、2番組続けてチェックしている。
正しくは、録画したものを観ている。
ひとつは「100分de名著」、もうひとつが「仕事学のすすめ」だ。
「100分de名著」の3月放送は「ブッダ 真理のことば」。
『ブッダ 真理のことば』 2012年3月 (NHK100分de名著)
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仏教を説いたブッダの教えの本質を紐解こうと試みる番組で、
興味深く観ているのだが、内容が深すぎるので、ここでは割愛する。
安藤忠雄氏については、同じ建築関係に携わる者として、
その一挙手一投足を学び、実務の参考とするために、
この番組の録画を、繰り返し観ている。
その中で、一番印象に残った安藤氏のコトバは、
「力を出し切った上での失敗は責めない」。
なんと、スポーツマンシップにのっとった考え方だろう。
高校2年のときに、プロボクサーのライセンスを取得した経歴もあり、
独学で一級建築士になった安藤氏のバイタリティーを、背景に感じる。
仕事においても、お互いにノーガードで打ち合い全力を尽くし、
共にお互いを理解し、お互いに目指すゴールをひとつにすることが必要、
そして最後には、共に勝者になろうじゃないか、みたいな感じだろうか。
このような硬派な想いは、近年では受け入れられ難い風潮にあるが、
リーダーに最も必要な要素のひとつなのではないだろうか、と。
僕に、同じようにやっていく覚悟があるかと自問自答したならば、
その自信はない、と答えるしかない、今は。
ただ、イメージをする習慣をつけることで、鍛えることはできると思う。
そして、全力を尽くすのであれば、絶対、失敗をしたくはない。
たとえ、責められない失敗だとしても。
深夜は、ハイテンション、ハイモラルになってしまうことがあるが、
今夜もそうみたいだ(笑)
笑ってゆるして(byアッコ)、ということで(^へ^)
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