今年も、夏の終わりの気配がやってきた。
秋の気配と言うには少し早い、夏の終わりの気配である。
夜になって、気温も24℃くらい、少し涼しくなってきた。
4年に一度の夏のオリンピックにのぼせて、夜更かしして睡眠不足になったり、
生活習慣が不規則になってしまい、余計に日にちが早く過ぎた感もある。
なので、今年の夏は短かったんじゃないか、と個人的には思っている。
「暑かったけど、短かったね、夏・・・。」
って、ずいぶん昔に見た、桑田佳祐監督の「稲村ジェーン」で、ヒロイン役の
清水美砂がラストでつぶやいたセリフ。
まさに、今年の夏はそんな感じだった。
一年以上に渡って取り組んでいた仕事が、やっと片付いた。
しかし、達成感のようなものは感じない。
もっとも、達成感を感じる仕事など、めったにお目にかかれないのだが。
ひとつ、ハードルを越えて、また、次のハードルへ・・・。
陸上競技のハードルなら、倒したとしても前へ進めるのだけれど。
高さもカタチも違うハードル(障害)を超えていかなければいけない。
しかし、目の前にハードルがある状況は、仕事がある状態を示してくれる。
ありがたいことである。
実は、次のハードルが何なのか、今、見えない・・・。
いくつか候補はあるのだが、ハードルになってくれるか、未定である。
ハードルが欲しいなあ、と思っているところなのである。
今日の日中、昼間はさすがに残暑厳しく、クルマを100円パーキングに
駐車させて、打合せまでの時間つぶしに、FMラジオを聴いていた。
ラジオから流れてきた曲は、高い声の男性シンガーの歌。
やさしいメロディーに、どこか切ない感じの歌詞。
しばらく聴き入っていた。
曲が終わった後、それが森山直太朗の歌であることを知った。
「夏の終わり」
そうそう、そんな感じ。