毎週木曜日PM10時より、フジテレビ系放映ドラマ。
麻酔医の権威、白鳥貞美(中井貴一)は、医者でありながら、 自らの体調の異変に気づき、ガンに侵されていることを知る。
高校時代から好色で、女性とのトラブルが尽きない男で、 そのために犠牲も払ってきた貞美だったが、すい臓に ガンがあると診断され、末期であることにショックを受ける。
余命いくばくかの時間を、故郷の北海道富良野で 過ごそうと、キャンピングカーで帰郷する。
父、貞三(緒方拳)の家に別居する、実の娘ルイ(黒木メイサ)と 息子の岳(神木隆之介)には再会することができた貞美は、 貞三と対面するきっかけを掴めないままでいる。
息子の帰郷を知った貞三は、かつて勘当を言い渡した貞美に 自分の方から歩み寄ろうとするが、言葉を交わす前に、息子が 病魔に侵されていることに気づき、動揺する。
続きは、次回、「風のガーデン」をご覧あれ。
「風のガーデン」のテーマは、 「人は最期に何処に還るのだろう」
貞三役の緒方拳は、先般逝去したばかり。 このドラマが最後の作品になったことも、因縁だろう。 どんな気持ちで撮影に臨んでいたのか、感慨深い。
さて、貞美は45歳、僕は44歳、他人事ではない気がする。
今日の話題はもうひとつ。 やはり、我々の年代を主人公とした小説。 「その日のまえに」(重松清:著)
その日のまえに (文春文庫)
あと半年、あと3ヶ月、と告知を受けてしまったら、人はどのように 人生をすごしていくのだろうか。
「風のガーデン」と「その日のまえに」、残された時間をいかに 生きるか・・・? ストーリーは異なれど、共通するテーマを感じた。
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