昨日、「集まって住まう豊かさ」シンポジウムがあった。
プログラムの内容は、「コレクティブハウス」についての講演と
会場参加型のトークライブだった。
僕の今回の役割は、講師、説明役という立場ではなく、
トークライブの進行役であった。
シンポジウムには、びっくりするほど、約100名のたくさんの方に
ご参加いただいた。
講演は、東京のUDS社から招かれた、K氏によるものであった。
それは、「コレクティブハウス」の仕組みの説明に始まり、北欧視察旅行の
事例報告、UDS社の活動状況などについてのお話だった。
「コレクティブハウス」の詳細についてはコチラ↓。
会場にお越しいただいた方々が、真剣に聞いているのを目の当たりにして、
何か、とても熱いものを感じさせられた。
その後、トークライブは、約50分間行われた。
僕は、ゲストスピーカーとして紹介され、その進行役を任された。
序盤は、北欧でなぜ「コレクティブハウス」が普及しているのか、
日本に置き換えた場合、「コレクティブハウス」が根付く土壌として、
何が北欧と違うのか、また、日本で「コレクティブハウス」を根付かせ、
普及させるとしたら、何がポイントになるのか、あるいはできないとしたら
何がネックになるのか、などについて、K氏と対談を行った。
後半は、会場参加型トークライブとして、ご来場いただいた方からの
質問を受け、K氏が応答するという流れをつくった。
一般の方に、「コレクティブハウス」に興味のある方が多いことに
ある種の喜びを感じた。
質問の中には、かなり突っ込んだ内容のものもあり、K氏も
みなさんに分かりやすい説明を、懸命に応えていた。
最後に、僕の方から、
『福岡にも、「コレクティブハウス」が実現し、普及する可能性があるかどうか、
K氏にお尋ねしようと思っていたのですが、ご参加のみなさんの想いを感じたことで、
十分にその可能性があると思いました。』
というコトバで、トークライブは幕を閉じた。
とても有意義なシンポジウムになった。
また、これを体験したことによって、僕の脳内アドレナリンが噴出した。
僕の役割は、ハードだけじゃなく、ソフト面も充実した、質の高い
住まいを企画していくこと。
住宅をつくる、それは住み手の生活を豊かにする住宅づくり・・・。
そして、僕の社会的役割なんだということを。