この程度である。
今夜は、6年半ぶりの皆既月食。
ズームしたのに、全然はるか彼方の月。
確か、半分くらいは、まだ影に隠れていたはずだが・・・。
大阪では、世界陸上が盛り上がっている。
珍しく、早く帰宅した僕は、女子棒高跳び、男子400Mハードル走、
女子800M走、男子3000M障害走の決勝などをTVで見ることが出来た。
印象に残ったのは、女子棒高跳びの金メダルに輝いた、ロシアの選手、
彼女は、ずば抜けた存在であり、その際立つ個性に、僕は魅了された。
自分の競技に入る前のほとんどの時間、彼女はフィールドに横たわり、
タオルを頭からかぶったまま、動かないのだ。
集中力を高めるために、選手は各々違った方法で、イマジネイション、
シミュレーションなどを行うわけだが、彼女は横たわっているのである。
今日はただ一人、4m80cmをクリアし、あっさりと優勝してしまった。
そして、自身21回目となる世界記録の更新にチャレンジすべく、
5m02cmへと、バーの高さを上げ、独り舞台の跳躍を試みた。
結果は、3回の失敗で世界記録更新を逃したが、観客の心は掴んだ。
ナイス・ファイト、見ていてとてもワクワクした。
日本選手のほとんどが、実力を発揮できずに立ち去るのとは、
全く次元の違う世界である。
今日は、ライブでそれを見ることが出来て、良かった。
それにしても、世界陸上の放送で、ホストを務める織田裕二は、
テンション上がりっぱなしで、となりでしゃべっている中井美穂との
コンビネーションは、聴いていてストレスがたまるくらいである。
とにかくコメントがかぶりまくりで、どっちか決めてアナウンスして
もらいたいものだ。
ここ何回か、世界陸上と言えば、織田裕二が出てくるのであるが、
もう少し落ち着いてもらった方が、こちらは助かるのである。
さて、僕の仕事は、8月末をもって一段落し、新しい動きが始まる。
これまでは、スケジュールを管理し、その進捗業務を主としていたのだが、
9月からは、会社の仕事を創る活動、仕事を獲りに行く、というのが、
僕の仕事の中でも大きな比重を占めてくる。
今の気持ちを、例えるとすれば、少年の頃、2学期が始まる時の気分、
うーん、少しニュアンスは違うけれども、どちらかといえば似ている。
季節も、夏から秋へ移り変わっていく、僕の好きなシーズンである。
1月や4月とは違うけれど、何かが始まる感じがするのだ。
今夜の皆既月食は、僕の気持ちとシンクして、神秘的であり、
何かのお告げのようにも思えるほど、晴れ渡った星空の中で、
その一部始終を魅せてくれた。
モチベーションが、高まってきた。