大相撲横綱、朝青龍関が、モンゴルでサッカー。
ケガを理由に巡業を辞退していたのにも関わらず、
のびのびとサッカーを楽しむ姿が、マスコミにスクープされた。
この事態を重く見た、相撲協会は、2場所出場停止、減俸30%という
前代未聞の処分を発表した。
朝青龍と言えば、チョンマゲを掴んだ反則負けや、その時の
相手力士が所有するクルマのバックミラーにいたづらをしたり、
稽古中に下位力士にプロレスまがいの技をかけ、重症を負わせたり、
本場所中の立ち合いの後、負かした力士の背中にケリを入れるなど、
目に余るヤンチャ振りを露呈し続けており、今回の相撲協会の処分は、
角界のみならず、社会的にも注目されていた。
横綱の責任を問われる中、国技としての大相撲のあり方にまで
議論は及んでいる。
当事者の不徳はもとより、一人横綱を5年間務めてきた朝青龍に、
親方をはじめ、関係者による指導が、行き届かなかったのか、
あるいは、誰も朝青龍をコントロールできる人がいなかったのか、
新聞の社説に取り上げられるほどの、社会問題になっている。
そこにきて、白鵬は、名古屋場所の新横綱初土俵を、苦労を
重ねながら、11勝4敗という成績で優勝争いにこそ、琴光喜戦敗北を
きっかけに、脱落してしまったものの、最低限の結果を残した。
今回の朝青龍の不祥事に対する重い処分は、6年ぶりに誕生した
新横綱により、決断が促されたとも見られる。
それがなければ、横綱不在の場所になるところであり、新大関
琴光喜昇進も手伝って、朝青龍への厳しい処分が決断されたのだと
僕は解釈している。
ところで、昨夜深夜のNHK−BS1、「スポーツ大陸」のテーマとして、
「密着 新横綱白鵬の15日間」という番組が、ちょうどいいタイミングで
放映された。
白鵬は、15歳の入門時、わずか68kgの体重でスタートした苦労人である。
もちろん、出世は早く、北の湖、大鵬についで3番目のスピード出世を
果たし、22歳の若さで最高番付となる、チャンピォン横綱昇進を決めた。
今では、入門時の2倍以上の体重(150kg超)まで成長している。
白鵬は、納谷(元横綱、大鵬)氏から目を付けられていて、横綱の
心構えなどを、十分に指導されており、「横綱は心技体を結集して、
力士の模範となるだけでなく、大相撲の権威を汚してはいけない。」
というようなアドバイスを受けるほど、今後の角界を背負っていく大切な
心構えを実践したいと思っている。
前出NHK−BS1で放映された「スポーツ大陸」は、白鵬が臨んだ
名古屋場所の15日間のようすを、密着取材したものであった。
新横綱が、いかに大変な責務を全うしたか、を語るドキュメンタリーである。
※ブログ寄稿途中ですが、都合により、続きは後日。to be continue….