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金ちゃんの本音と建て前+plus

エス・デザイン代表のブログ

義理と人情

この言葉を聞くと、なんとなく、高倉健を想像してしまう。

「義理と人情の板ばさみ」、「義理と人情のしがらみ」とか、

日本人にしか分からない感情じゃないかな・・・。

英語に訳したら、「義理」は、「duty」、何かピンとこないね。

「人情」は、「human nature」、これもおかしいな・・・?

先日、団塊の世代の大先輩お二人と食事に行った。

僕と比べると、年齢的には、17歳ほど人生経験が豊富な方たちだ。

何故か、僕は、世代を超えたお付き合いが苦にならない。

年齢的に、上下20歳くらいの幅の差があっても、

さして気にならない。

もちろん、年長者に対しては、尊敬の念を持っているし、

若手には、慈愛の気持ちを持って、お付き合いしているつもりだ。

さて、そうなると、僕らの世代は、社会人人生の中で、

年齢的には、中心にいて、壮年層、若年層に囲まれた、

重要な世代なのかもしれないなと、しみじみ想うのである。

大先輩と、食事をしながらいくつか議論をしたうちの一つに、

人間的に魅力のない人とは、一緒に仕事をしたくないね

という話があり、真面目に仕事に取り組めるパートナーと、

ぜひとも仕事をしたいものだ、というのが結論であった。

特に、大事な仕事での付き合いとなると、相手によって、

自分のチカラの入れようが変わってくる、というものである。

例えば、こんなケースがある。

出世を狙っている人間は、その人が所属する会社の中で、

上司の様子を窺いながら、対外的な交渉の場面では横柄で、

平気で約束を破りがちであったりするものだ。

しかしながら、取引先の担当者は、長い間観察していて、

その人がたいした人間ではないことを、よく知っているのである。

景気が悪い環境においては、取引先の担当者は特によく見ていて、

本心では、一緒に仕事に傾倒することなどできないと思っているのだ。

会社の看板がなければ、とっくに願い下げということがらなのだ。

反対に、一緒に仕事をしたいと思わせる人物像は・・・、

「義理と人情」に厚い、いつでも真面目に向き合える人である。

最高のパフォーマンスで、大きな仕事を成し遂げるためには、

「義理と人情」、大きな信頼関係が不可欠なのだ。

そう、そこに、「義理と人情」の世界が存在するのである。

冒頭で、英語にすると上手に訳すことができないと述べたが、

その世界は、日本的で、もっとウェットな感覚なのだ。

この「義理と人情」という言葉のニュアンスは、日本人特有の

感覚・・・、じゃないかな、と感じるのである。

どちらかと言えば、「義理」は、何か借りをつくってしまった、

そんな意味合いを含む言葉、雰囲気を感じさせられる。

一方で「人情」は、相手に何かしてあげたいという感情というか、

自分の方から奉仕したい、というイメージが連想されるのである。

「義理と人情」という言葉、これは日本が誇る、素晴らしい表現だ。

実際に、そういう感覚を感じ、実践している人こそ、

新しい分野への展開や、新しい仕事のアイディアを

創出できるのだろうと、僕は強く、そう思ってしまう。

その結果、無意識のうちに、最高のネットワーク、人脈を

得ることができるのではないだろうか?

今後は、「義理と人情」を十分意識して、その意味を

勉強しながら自分のことだけではなく、むしろ相手の方を

発展させようと、本気で考えていこうと思うのである。

先輩のスキルを見習って実力をつけ、後輩には、

成功体験を伝授していきたいと思う、そんな心境である。

社会人人生、今が旬、ど真ん中、いろんな人と知り合いたい。

そして、時代遅れの男と云われてもいい、「義理と人情」に厚い、

役に立つ人間でありたいものだ。

と書きつつも、既に、そんなモラルの高さについて行けない・・・、

今の僕がここにいる。

今夜のオマケ:http://www.youtube.com/watch?v=byjbM33ZjbU

おやすみなさい・・・。