今夜の報道ステーション、スペシャルメニューとして、
世界の王、王貞治さんのインタビューが放映された。
結論から言うと・・・、感動した。
王さんの2006年は、激動の一年だった。
WBC世界一という栄光、胃全摘出手術という試練。
そして、リハビリの日々、2007年初春、現在に至る。
しかし、この人ほど前を向いて生きていく、ということを
感じさせる人を、他に知らない。
何事に対しても、積極的な姿勢。
結果については、冷静に振り返り、次の一歩の糧にする。
まったくおごりもなく、マスコミの質問に丁寧に答える。
イチローなど、若きリーダーを褒め称え、さらに若い人にも
エールを贈る。
この人が監督を務める、福岡ソフトバンクホークス関係者は、
ムッチャ、幸せじゃないか、と思う。
こんな上司がいたら、一生懸命ついていきます、って感じ。
インタビューの内容は、波乱万丈の2006年のことのみならず、
アメリカ、メジャーリーグに流出する、日本のトッププロ野球選手、
日本球界の現状についても、触れる場面があった。
日本球界の将来について、悲観的な世論が多い中、
王さんの考え方は、極めてアグレッシブだった。
選手にとって、メジャーを目指すことは、とても良いことで、
若い選手も、それを目標にすることによって、日本球界の
全体的な底上げに繋がると、熱く語っていた。
さらに、メジャーでチカラをつけた選手は、いずれ日本に戻る。
アメリカで得た素晴らしい経験を、若い選手に示すことは、
彼らにとってなによりも刺激になる、とも。
王さんの言葉は、聴いていて、気持ちが良い。
自分も、こんなふうに、物事を考えていきたいと思う。
どこまでも前向きな姿勢に、敬意を表したい。
インタビューを見終えた僕の、今の心境だ。