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金ちゃんの本音と建て前+plus

エス・デザイン代表のブログ

アムステルダム

オランダを訪れた理由は、こういうことである。

日頃、僕たちは、集合住宅を中心に、

住宅に関わる商品企画を業としている。

日本に住み、生活している僕たちは、

ある意味、日本の住宅ばかりを見て育ってきた。

しかし、現実は、新しい提案をしたところで、

日本の建築という概念に囚われがちである。

日本は、震災を被りやすい環境であり、

いつ起こるか分からない、自然災害である

地震に怯えながら、日々、生活を送っている。

耐震設計や、免震設計を余儀なくされ、

先例を参考とした、あまり変わり映えのしない、

安全第一の、消極的なデザインしか、

提案できていないような気がしている。

もちろん、経済設計を目指すと、最終的には

思い切った提案をすることができないのが現状だ。

海外の建築を、実際に見て、建築ボキャブラリーを

増やしていきたい。

これが、オランダ視察旅行の目的である。

オランダを選んだのは、革新的な集合住宅を数多く、

視察することができる、先進的な国だからである。

早速、アムステルダムで見た、建物の話をしよう。

アムステルダムは、たくさんの運河を運営し、

昔から、海運業に支えられた都市である。

日本が鎖国時に、唯一、国交を許された国であり、

世界初の株式会社、東インド会社発祥の地でもある。

そのような歴史を持つオランダではあるが、

現在は、住宅の需要に対して、供給が不足しているらしい。

まず最初に紹介するのは、アイランドシティの集合住宅。

P8190046_1 水辺に立ち並ぶ様々な住宅群。

アムステルダムでは、行政が

積極的に街づくりに参加し、

無秩序な開発を規制している。

確かに、立ち並ぶ住宅群の高さは、統一されていた。

P8190022_1P8190012_1 また、バルコニーや、

窓のデザインを統一し、

一つの面としてスッキリと

表現しているパターンが目立つ。

P8190023_1日本のように、バルコニーだけが、

飛び出しているような

不安定なファサード(外観)にはなっていない。

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また、日本であれば、南向きなど、方角を気にするところだが、

オランダ人には、特に、それがネックになる感じはしない。

完全に円形の平面計画を実施したり、いろんな向きに

住宅が計画されていた。

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住宅不足が、深刻な中、運河に浮かぶ

ボートハウスが、あちらこちらに見られた。

ボートハウスは、船を住宅に改造したもの。

行政から停泊権が認められた家庭にのみ、

居住権が許される。

ボートとして活用されることは、実際には無く、

陸側から、電気や水道などの生活インフラも

整っている。

表には、ガーデニングも施して、呆れたことに

マリファナ(らしい?)など、栽培しているものもあった。

ちなみに、オランダは、ドラッグ(麻薬など)を

厳しく取り締まることはせず、自主規制に

任せている。

大人の国なのである。

次に、この写真を見ていただきたい。

P8190037_2P8190038_1P8190035_1   

オランダでは、地震が発生しないためか、

水平、垂直のラインばかりに

囚われていない。

斜線や、アール(曲面)など、自由な造形を、

多々、見つけることが出来た。

斜めにカットされた、集合住宅のエントランスや、

建物の外壁が、垂直になっていないものなど、

日本では、実現が難しそうな建物が、

随所に見られた。

最後に、とても思いつかないデザインの建物。

高齢者向けの集合住宅を紹介する。

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な、な、なんと、中高層の集合住宅のところどころ、

10Mくらい、外部にはみだしているのだ。

こんなのアリ?オランダでは、アリ。

絶対、思いつかない計画。日本では、ムリ?

いや、こういうインポッシブルな建築を観るために

はるばるオランダまで行ってきたのだ。

ところで、オランダといえば、風車、だよね。

年々、必要が無くなり、減ってきているそうだ。

動いていなかった風車だけど、記念に撮ってきた。

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オランダっぽいかなあ?

ざっくりだけど、

アムステルダムの道中、

僕が思ったこと、書いてみました。

他にもあるんだけど、時間がないので、

今回は、ここまで。