サッカー、ドイツW杯がはじまった。
日本が、強豪オーストラリアに、1−3と
劇的な逆転負けを喫して、一日が経った。
後半39分まで、1−0とリード、踏ん張ったものの、
なんとも後に尾を引きそうな、ショックな敗戦だ。
だが、W杯の1次リーグは、3試合できる。
もともと厳しい組に入ってしまったと思っていたが、
あと2試合、のびのびと戦って欲しいものだ。
まさに、今、韓国がトーゴと試合をしている。
前半0−1とリードされた韓国が、後半猛反撃、
2点を奪い、逆転したところだ。
韓国の力強さには、見習わなければならない。
ところで、今日の話は、元同僚と食事をともにし、
雑談したことに起因する。
「金持ち父さん、貧乏父さん」という本に、
彼は、異常に共鳴を受けていたようだ。
「金持ち父さん、貧乏父さん」は、
2000年頃に、世界でベストセラーになり、
その続編が、名を変え、テーマを変え、
既に何冊も出ているシリーズである。
僕も書店に立ち寄った時に、平積み置きの
「金持ち父さん」シリーズ本には、目を配ることも
あったが、結局、手に取ることはなかった。
「金持ち」というコトバに対するコンプレックスか、
既に、僕は「貧乏父さん」なのか、
読んでみようと思わなかったからだ。
彼の、この本に関する想いは、ふだんの大袈裟な
話しぶりを差し引いても、余りあった。
百聞は一見に如かず、僕はシリーズの最新刊を
読むことにした。
「金持ち父さんの学校では教えてくれないお金の秘密」
著者が、13歳の子どもにもわかるようにと書いた、
やさしい本だった。
確かに、お金のことについて、教育を受けたことは、
「貯金をしなさい。」とか、「ムダ使いはダメ。」とか、
大人に言われることはあっても、公式にはない。
長くなるので、詳細をここでは話さないが、
僕は、読んだ後、すぐに13歳の息子に読ませた。
「稼ぐためでなく学ぶために働く。」
「仕事と交換に教えを学ぶ。」
など、なかなか良いことを書いてある。
但し、素人目には、金持ちとそうでない人の
ボーダーラインは、分かりにくく、見えづらい。
結局、金持ちであろうとなかろうと、その人が
幸せに感じているかどうかが、問題だと思う。
金持ちであることに、越したことはないけれど・・・。
試合終了のホイッスルが鳴った。
韓国が2−1で、トーゴに勝利した。
今夜は、韓国国民がうらやましいなあ。
こんなお金で買えない喜びも、たくさんあるんだよね。