金ちゃんの本音と建て前+plus

エス・デザイン代表のブログ

半世紀おめでとう?

友人から、そう言われて、複雑な気分になった。

僕は、5月1日、半世紀=50歳の節目を迎えた。

(友人は同級生、自分もじきに半世紀になるのに、笑)

 

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

 

織田信長が、特にこの節を好んで使ったという、

幸若舞(こうわかまい)「敦盛(あつもり)」の一節である。

 

直訳すると、

 

人間世界の50年間は、天界の時間に比すれば、

一瞬のまぼろしに過ぎない

 

となるのだが、その意味は?

 

この言い回しを、せいぜい50歳で尽きる人生は儚(はかな)い、

と、とるのは通俗的な解釈で誤り、とのこと。

 

人生は、あっという間に過ぎてしまう儚いものだから、

我が思う存分、生きてやろう!

 

信長は、そんなノリだったんじゃないか、と。

 

そう考えると、信長は我を通した分、他人の自由を奪い、

身内によって暗殺される最期は、運命と片付けるよりも、

自ら導いた、必然的な結末であったのかもしれない。

 

NHK大河ドラマ軍師官兵衛」で信長を演じる江口洋介

爽やかで、情が全く無くもなく、それらしくないのだが。

余計な世話?(^-^)

 

信長に特定の軍師はおらず、戦略等、独断で全てを行った。

仮に軍師がいたら、首がいくつあっても足りなかったかも、である。

 

元に戻る。

 

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

 

夢幻の如き50年は過ぎたが、まるで実感が湧かない。

暗殺されない程度に、もう少しわがままに生きようか?

 

自分を有効活用したい、50代の幕開けである。

 


Mr Children / 終わりなき旅 【PV】 - YouTube 

能古島の片想い

つきせぬ波のざわめく声に 今夜は眠れそうにない♪

浜辺に降りて裸足になれば とどかぬ波のもどかしさ♪

僕の声がキミにとどいたら ステキなのに♪

 

 フォークソングの大御所、井上陽水の楽曲のひとつ、

能古島の片想い」の歌い出し部分である。

 

能古島」は、博多湾の「のこのしま」である。

 

それでいて、歌の歌詞のどこにも、「能古島」は現れない。

故意に、そのように作詞したのだろうか、実に面白い。

 

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写真は、福岡市西区の愛宕(あたご)神社から見下ろした、博多湾の眺望である。

 

一番左の部分に見える島こそ、本物の能古島だ。

 

若い日の陽水が「能古島の片想い」を創作した、1970年代には、

埋立地に建った、タワーマンションも戸建住宅群も無かっただろう。

小さなフェリーで十数分、博多湾にポツンと浮かぶ、能古島

なんとなく、「片想い」が似合いそうな感じもする。

 

愛宕神社にお参りしたのは、他でもない。

仕事で近くに来ていたので、久しぶりに立ち寄ったのである。

神戸から遥々出張で来られていた先輩も「行ってみよう」と、

プチ観光気分で。

 

僕、個人的には、新年が明けて、二社お参りしていたので、

この愛宕神社で、三社参りになる、みたいな縁起担ぎ?

そんなノリで、二人で愛宕山に登ったのである。

 

登った?はい、クルマで(笑)

 

冬の寒空の中、愛宕山の頂上にある愛宕神社は、思いのほか

先輩に喜んでいただいた。

なにより、その古くからの歴史、ことさら立地が素晴らしい。

案内した僕も、まんざらでもない感じになり「そうでしょ!」、

僕が偉いわけではない、愛宕神社が超立派なのである。

 

そして、お社の後方に広がる博多湾の眺望が、スゴイ。

 

歴史の変遷に思いを馳せながら、さえぎる物なくパノラマ状に

見渡すことのできるスポットは、ここしかない、のである。

 

そんな眺望の中で、いにしえの景色として残っているのは、

少し遠くにかすむ志賀島と、その左手前に見える能古島

 

志賀島(しかのしま)は、陸繋島(りくけいとう)、

中学時代くらいに習った覚えが?

砂州により、本土(海の中道)とつながった陸続きの島である。

 

能古島は、博多湾の中に浮かぶ、独立した島。

その、一人ぼっちな雰囲気が、やはり「片想い」に似合うのである。

 

さて、新年が明けて、1月が早くも下旬に差しかかろうとしている。

三社参りも済んだことだし、本業に励まなければ、である。

 

今年は、結果を出す一年にしたい、肝に銘じて、がんばります!

 

 

P.S.「能古島の片想い」をオマケに添付したかったのですが、

   残念ながら、陽水の適当な本人動画が見つからず。

  「帰れない二人」with忌野清志郎 行っときましょう(^-^)/

井上陽水 帰れない二人 - YouTube

 

やがて分業は廃れ、コラボ時代へ!

大企業に就職すれば安心、公務員になれば安泰、それは一般論かもしれない。

 

でも、大企業の定義って、事業規模?社員数?

上場している企業の中で、50年以上、続いている会社の数は意外に少ない。

 

そもそも、公務員のやりがいって、何だろう?

国家公務員、地方公務員、入口(試験合格)で決まるヒエラルキーの世界。

 

なーんて、反社会主義者の嘆きか?

それとも、零細企業を営む者のため息か?

 

そうじゃない人は、社会の中で、どう立ち回れば、対抗できるだろうか?

 

方法はこれしかない、「コラボレーション」である。

 

人には弱みがあるように、会社にも苦手分野がある。

人には強みがあるように、会社にも得意分野がある。

 

もしも、コラボによって、お互いの得意能力を最大限発揮し、

そして、コラボによって、お互いの苦手分野を克服できれば、

みんなが、ハッピーである。

 

能書きが長くなったが、この度、コラボユニットを結成した。

というか、名刺を作っただけ?まずは、カタチから入る。

 

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esdesign+nano Architects

ちょっと絡みが増えてきたので、この際、ユニット組んで動いてみよう!

っちゅう話です。

 

くっついたり、離れたり、アメーバのように自由に活動していきたいな、と。

不動産と設計を中心に、既存の枠にとらわれず、他の業界にも輪を広げたい、

みたいな。

 

「三人寄れば文殊の知恵」、コラボレーションの時代、到来です!

 


Let's Get Together Now Japanese Version (with ...

グッ、プレ!-good presentation-

日本人のプレゼンが、世界に通用する瞬間を見た。

 

東京オリンピック 2020

 

とはいえ、マドリードにはスペイン経済危機問題が、

イスタンブールには内戦や隣国シリア情勢問題が、

それぞれ障壁になっていたことも、追い風となった。

 

日本は、福島原発の汚染水問題を抱えながらも、

経済的な基盤、交通システム、インフラの充実など、

オリンピックが、安全に開催される確率が最も高い、

つまり、IOCにとって、最もリスクが少ない都市だと

ジャッジされ、見事、開催国に選ばれたのだろう。

 

しかしながら、である。

 

あの、日本のプレゼンテーションは素晴らしかった。

 

冒頭、佐藤真海さん(パラリンピアン)のスピーチで、

すでに、目がしらに熱いものが込み上げてきた。

 

「私は目標を決め、それを越えることに喜びを感じ、

新しい自信が生まれました。

そして何より、私にとって大切なのは...

私が持っているものであって、

私が失ったものではないということを学びました。」

 

これはつまり、過去より現在、未来が大事であると、

健常者にも障害者にも共通する精神だと思った。

 

そして、彼女の豊かな表現、日本人にもできちゃうんだ、

すごく驚いたし、掴みはOK、みたいな雰囲気を作った。

IOCへのプレゼンは、その前に日本人のココロを

わしづかみにしたのでは、ないだろうか?

 

小谷実可子さんの会場案内ビデオにも、感心した。

いかにも、大手広告代理店の企画・監修によるものだが、

元選手とは思えない、見事な案内ぶりであった。

 

あと、滝川クリステルさんのスピーチ。

なぜ、この方がオリンピック招致のスピーチに立つのか、

その答えは、フランス語をしゃべる役だったのか、と。

「お・も・て・な・し」

そこしか分からなかった(笑)

 

あれ、女性の話ばっかり?

 

満を持して、太田雄貴さんの気迫のスピーチ!

フェンシングの仮面を脱いでも、彼はナイトだった、

いや、サムライだった。

あのくらい正々堂々と話すのならば、英語力が十分でなくとも

気持ちは通じるのではないか、と勇気をもらった。

 

最後に、安倍総理

自民党に政権交代して以来、最高のスピーチではなかったか。

大学でアーチェリーをやっていたというエピソードは、

国民との距離が、そんなに離れていないと感じさせたし、

1964年の東京オリンピックの成功の話もよかった。

初めて、安倍総理は立派だなあ、と率直に思った。

 

政治の話は、未だに信用できないが、である。

 

とにかく、2020年のオリンピック東京開催が決まった。

7年後の目標が決まったことに関して、それに出場できる

スポーツ選手だけでなく、国民としても、ひとつ何か、

目指すべき旗印ができたように思う。

 

素直に喜び、自分にできることも考えていきたいのである。

 

今年の夏も、ようやく終わりそうな、この頃・・・。

 


森山直太郎 夏の終わり - YouTube

休みの日

盆が、あっという間に明けた。

 

今年の盆休みは、14日の一日のみ。

分譲マンションのモデルルームの準備に追われ、

盆休みは、父の墓参りをするだけ、となった。

 

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モデルルームのコーディネートをするのは、

何を隠そう、今回が初めてである。

そんな僕に、この仕事を紹介していただいた、

○○○社のYマネージャーに、感謝である。

 

が、お礼を申し上げるのは、まだ早い。

実際に、モデルルームを公開して、お客様から

評価を頂かないことには、意味がない。

 

今回、コーディネートを手掛けるマンションは、

抜群に利便性の良い、博多駅前1丁目に建設予定。

ホテルライクな都会暮らしを実現するという、

明確なコンセプトに基づいて計画されている。

 

エグゼ博多コンドミニアム 

 

地上13階建て、全134戸の大型コンドミニアム

そのうち多くを占めるのは、1BedRoomであり、

モデルルームでは、このタイプを表現している。

 

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難しかったのは、メインのリビングスペースと、

キッチンや浴室、洗面室などサービススペースを、

別々の空間を使ってメイキングしていくという、

独特な手法を採用したことであった。

 

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しかし、そのおかげで普段は見ることのできない、

違うアングルから部屋を見渡すとこうなる、みたいな、

新たなプレゼンテーションを表現することができた。

 

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ぜひ、実際に、みなさまにご覧いただき、感想を伺いたい。

プレオープンは、本日、8/17(土)から。

 

そして、仕事はまだ終わっていないのである。

もうひとつのモデルルームを、天神・大名に準備中、

こっちは、2BedRoomをコーディネートしている。

 

来週のプレオープンに向けて、セッティングする。

まだまだ、休みは取れそうにない。

結局、夏休みめいたものは、ナシである。

 

ファイトー!いっぱーつ!

がんばりますっ!!

 


JUN SKY WALKER(S) - 休みの日 [2008.10.26] - YouTube 

暑すぎる夏と熱い想い

今年の夏、気温が35度を越えない日がない、猛暑である。

 

ゲリラ豪雨と呼ばれる、局地的な大雨の被害も出ているが、

「地球温暖化による異常気象」との報道もある。

 

そう言われれば、そうなのかな、と思わされてしまいがちだが、

もしそうだとしても、天気予報のあてにならなさを、

有耶無耶にしようとしてる、みたいにも聞こえるのである。

 

さて、どんなに暑くても、仕事の手を抜く言い訳にはならない。

 

僕たちの仕事は、主にコンサル的な、提案・調整を重ねていく、

答えがなく、手法にも決まりのない、アナログな業務である。

 

先ごろ、学生時代の友達と飲んだときに聞かれたことがある。

「そこそこの会社に就職したのに、何で独立したのか?

企業の中で仕事をした方が、安定した生活ができただろうに。」

 

何で独立したのか、と聞かれると、少し戸惑ってしまう。

 

なぜなら、どうしても自分が率先してやりたいことがあったから、

という理由があるのだが、そのやりたいことを今はやっていない。

 

実際にやってみると、現実の厳しさや、ビジネスモデルとして

成立することが難しい、ということが分かったからである。

 

むむ、それじゃあ、独立した意義は?意味は?成果は?

 

もしかしたら、ないのかもしれない(笑)

 

だからといって、後悔しているか?と聞かれると、

そんなことは、考えたこともない、と答えたい。

 

え、答えたい、なんて、変に聞こえるかもしれないが、

いつも試行錯誤の連続で、自分に半信半疑だったりもして、

断言できない、というのが存外、本音に近いのである。

 

僕がかつて在籍していた会社(グループ)の社訓は、

「自ら機会をつくりだし、機会によって自らを変えよ」、

実力をつけた社員が、次々と独立していく、社風であった。

 

もっとも、必ずしも、実力をつけている者ばかりではなく、

どちらかと言えば、僕もその中のひとりであった。

 

その会社では、新人のロッド研修という名物研修があって、

上司や先輩、同僚社員から、こてんぱんにやられた。

 

研修のまとめに、今後の方針とか具体的な行動を決めた。

その中身を詳しく覚えていないのだが、こうだった。

 

「走りながら、考えろ!」

 

動かず机上の空論を展開したり、立ち止まって考え込むよりも、

正しいか、間違っているのか、メリットがあるのか、ないのか、

分からなくても、とにかく前に進みなさい。

走らなければ、見えない景色があるし、感じることができない

何かがあるし、もしそれを知ったときには、次にどうするのか、

躊躇なく考えなさい。

 

そんな感じだろうか?

 

実際に、誰かからそんな説明を受けたことはないのだが、

今になって、その意味を考えたりしている次第である。

 

あの頃と変わらない、「熱い想い」で。

 

 
SUMMER NUDE / ASAKO TOKI - YouTube

a lazy summer afternoon

文字通り、「けだるい夏の午後」である。

 

7月になってから、まともに休みが取れず、半月が過ぎた。

そして、日曜日の今日も、一件、約束が入った。

2時間くらいの議論、意義のある打合せができた。

 

今、事務所でひとり、ボーっとしている。

 

やりたいことがいっぱいあるが、手がつかない。

その前に、やらなければならないことが立ち塞がってるし。

明日は月曜日だけど、「海の日」で休日だし。

 

明日があるさ!

 

いっそ、今日は、このままボーっとしようか・・・。

 

先日、ちょっとご無沙汰の友人から、電話をもらった。

「最近、ブログ書いてないみたいだけど、大丈夫?元気?」

と、心配して連絡してくれたのだ。

「便りがないのは無事な証拠と一緒、ブログを書いてないのは、

元気で忙しくしてるから大丈夫、ってことだよ。」

僕は、お茶を濁すような返事をした。

 

しかし、本当のことを言うと、僕がブログを書くときの心境は、

仕事が忙しくても気分が乗っている、感じのときが多いのだから、

逆説的に、書いていないときは、元気がないとも解釈できる。

 

友人の方が正しい可能性を、否定できないのである。

 

で、今日は書いている。

ということは、精神的に健康な状態、にあるからだと思う。

けだるいけど悪くない、のである。

 

ブログを書く頻度が、元気のバロメーターになっている?

そうかもしれないが、それを意識してやるとなると面倒だ。

やっぱり、自然に、マイペースで、という方がいい。

 

突然、友人から電話をもらう、とか、仕事の取引先の方から、

「今日、時間ありますか?」みたいな唐突なアポを切られる、

のは、とても有り難いことである。

その人たちの意識の中に、少しでも自分の存在があるのだと思うと、

大袈裟だが、ちょっとだけ存在価値を感じることができるからだ。

 

そうこうしているうちに時間は流れ、夕刻になろうとしている。

ボーっとするタイムも、そろそろお仕舞い、だな。

今日は、ルーズな雰囲気の中で、いい時間を過ごせた。

 

明日から、また、がんばります!

 


【スターダストレビュー】 Lazy Afternoon - YouTube